エアゾール・ポンプ市場のWEBニュース
           更新日:2018.2.28  (「エアゾール&受託製造産業新聞」記事から抜粋)


 

@2017年の業界ハイライト

A2016年1〜12月の日本におけるエアゾール主要製品生産数量統計(2017年4月発表)

B2016年の業界ハイライト

C2015年1〜12月の日本におけるエアゾール主要製品生産数量統計(2016年4月発表)

D2015年下半期の業界ハイライト

E2015年上半期の業界ハイライト

F2014年1〜12月の日本におけるエアゾール主要製品生産数量統計(2015年4月発表)

G2014年下半期の業界ハイライト

H2014年上半期の業界ハイライト

I2013年1〜12月の日本におけるエアゾール主要製品生産数量統計(2014年4月発表)

J2013年の業界ハイライト

K2012年1〜12月の日本におけるエアゾール主要製品生産数量統計(2013年4月発表)

L2012年下半期の業界ハイライト

M2011年1〜12月の日本におけるエアゾール主要製品生産数量統計(2012年4月発表)

※※ニュースのアーカイブはこちら(96年〜2011年の生産統計および業界ハイライト等)※※






@2017年の業界ハイライト


●エアゾール産業新聞社の調査によると、混合使用を含め2016年の圧縮ガス系製品は、窒素ガス単体処方品約6,900万缶、炭酸ガス処方品940万缶、酸素・圧縮空気・ヘリウムほか輸入品の亜酸化窒素などが100万缶強、これに混合処方品を加えると全体で1億缶に迫る(前年は8,500万缶前後、ブロワーなど1液を除く)。新2液吐出機構を含めた2連式染毛クリームや炭酸ガス化粧品が伸び、長期的には環境対応熱の高まりから増勢基調にある。

●日本ガス機器検査協会は、2016年のカセットこんろ用ボンベの検査実績が1億5,520万9,552缶、前年比2.4%増と発表した。熊本地震で在庫が捌け、前年に比べて寒い冬が需要を押し上げたと指摘されている。

●日本エアゾール協会は1月16日、都内のホテルで新年賀詞交歓会を開いた。高柳雄一会長(東洋エアゾール工業相談役)は協会活動として、国内では@講演・講義などを通じた廃棄啓発活動Aフロン排出抑制法をもとづく関連商品の表示要領制定B防水スプレーの自主基準の改定運用などの課題解決に引き続き取り組むこと、海外ではAAF(アジア・エアゾール連盟)が加盟6カ国で設立され、年初に東京の第6回総会が開かれることなどを示し、業界関係者に協力を訴えた。

●DMEの有力サプライヤー、住友精化は、2017年11月末にDME(ディメチルエーテル)の製造販売事業から撤退することを発表した。原料価格が騰勢を強める中で価格転嫁が進まず採算が悪化、事業の不安定性が強くなり、今後の設備投資に耐えられなくなったとしている。

●東洋製缶グループHDが全国15才以上の男女2万3767人に調査した内容によれば、エアゾール製品のガス抜きキャップの認知率は55.5%、うち使用したことのある人が37.4%、知っているが使用したことのない人が18.1%であることが分かった。年代別では30代の認知率および使用率が高いが、60代の認知率が低いことが判明。また、全国199自治体への調査では、53.8%の107自治体が「穴を開けて捨てる」で、「ガス抜きキャップを推奨」しているのは18.1%の36自治体にすぎないことも判明した。

●エア・ウォーター・ゾル(尾上英俊社長)は2018年10月までに、既存の茨城工場敷地内に新工場を建設、稼働を始めると発表した。着工は2017年9月より。エアゾール製品、液充製品(化粧品OEM)を生産する最新鋭工場となる。投資総額は30億円。当面、3ライン(エアゾール1ライン)でスタートする計画。

●カセットこんろボンベの最大手、岩谷産業はかねて滋賀県に建設していたカセットこんろボンベ専用の充填工場が完成、2月に完成検査を経て4月から試運転を始めていることが判明した。所在地は滋賀県近江八幡市。米国製の24ヘッド充填機を2台用いた1ラインで、年間2500万缶能力。投資総額は30億円を超える模様。運営会社はイワタニカートリッジガス。

●東洋製缶グループホールディングスとホッカンホールディングスは4月25日、経営統合することで基本合意したと発表した。ともに製缶業界では1位、2位の大手で、エアゾール業界でも2社合計のブリキエアゾール缶の製販シェアは85%弱に達する。

●アース製薬は、ベトナムの自家充填企業で、殺虫剤や室内消臭剤を生産するAMG社を買収すると発表した。AMG社は売上高17億円規模。

●大日本除虫菊は公益社団法人の日本化学学会より、同社の殺虫剤が初めて日本の「化学遺産」に登録されたことを明らかにした。同遺産は、日本の化学歴史上で重要な技術や知見を後世に残そうというもので、同社の除虫菊ほかエアゾール殺虫剤「キンチョール」を日本で初めて商品化したことが評価された。

●東洋エアゾール工業は2018年3月をめどに、総額43億円の大型投資をすると発表した。まず19億円かけて現在の筑波工場の隣接地を取得、受注状況をみながら14億円をかけて新工場を建設する。残りの10億円はエアゾール関連設備への投資で、川越工場への充填1ライン増設などが計画されている。

●本紙調査によれば、昨今のインバウンド・アウトバウンド需要拡大の流れを受けて、日本のエアゾール製品の海外輸出がトータルでおよそ1500万缶規模に急拡大していることが判明した。主力は日本独特の機構である2連式容器を活用した染毛剤や、近年急速に伸びてきたUVカットスプレーで、洗顔料などスキンケア剤も伸び基調にある。

●日本エアゾール協会は、2018年10月に開かれるFEA国際会議および同展示会(開催地は独デュセルドルフ)に、日本視察団を送ることを明らかにした。業界各社からひろく参加を募る。

●有力ローダーで化粧品OEM企業でもある日進化学は、かねて増改築中にあった橋本工場の新液充棟が完成したと発表した。建坪は、既存工場棟とほぼ同じ2500坪で、真空乳化釜、ストレージタンク、パウチ/ボトル/チューブの各充填機を備えている。

●大手ローダーのダイゾーは10月末、寄木範博氏が代表取締役社長を退任し、新社長に相川武利氏(57才)が就任したと発表した。最高代表取締役には南尚氏、代表取締役会長には南宣之氏が重任された。

●有力バルブメーカーの日本プリシジョンバルブは11月末、宮部範明氏が代表取締役社長を退任し、新社長に荒川誠司氏(53才)が就任したと発表した。

A2016年1〜12月の国内エアゾール生産統計

日本エアゾール協会発表・エアゾール製品生産数量調査表より要約
(本紙2017年4月25日号掲載)


    日本エアゾール協会(小林数尚会長=東洋エアゾール工業社長)は4月25日(火)理事会を開き、かねて同会事務局が調査していた平成28(2016)年1〜12月期のエアゾール生産数量を発表した。   それによると、総生産数量は5億1,762万1000缶で、前年に比して1.3%の増加となった。 一昨年大幅減となった室内消臭剤が著増、定量噴霧品が好調だったハエ蚊用殺虫剤、不快害虫用の新製品が相次いだ「その他殺虫剤」が快走し、最大手筋のキャンペーン効果のあったシェービング剤、エアコン洗浄剤が増産したクリーナーが好調に推移した。 半面、剤型分散の深まる制汗消臭剤、一般頭髪用品、防錆潤滑剤が不振だった。一方で、前回の調査から、充填設備を持つローダー、充填企業を対象に、海外委託生産で輸入する製品の数量調査も開始、その結果、そう輸入量は7824万3000缶に達したことが明らかになった。 国内生産量を主要製品別にみると、殺虫剤3.3%言、塗料0.3%増、室内消臭剤4.8%減、クリーナー6.1%減、ヘアスプレー0.5%減、一般頭髪用品5.1%増、シェービングフォーム2.9%減、医薬品1.4%減、制汗消臭剤15.7%減、防錆潤滑剤5.9%増−−である。


2016年エアゾール主要製品生産数量調査表(単位:千缶)
>>
種類2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年
殺虫剤小計68,02984,16672,49369,94872,34978,83876,271
 空間用殺虫剤44,19357,77847,22343,65348,26252,92349,297
 その他殺虫剤23,83626,38825,27026,29524,08725,91526,974
塗料小計42,26539,60339,81240,98842,67842,57842,686
家庭用品小計72,77279,13874,68885,93171,88273,69071,897
 室内消臭剤35,80439,49437,46146,97727,17533,83632,196
 クリーナー17,55718,54416,22916,22914,14815,26214,333
 洗濯用品852718656682584161140
人体用品小計266,917273,720255,826245,611264,519260,711258,960
 ヘアスプレー61,81860,10859,36666,50568,97968,91168,589
 一般頭髪用品93,008102,24095,26572,08090,17986,19190,580
 シェービングクリーム15,83714,3729,6436,9627,4067,6947,470
 医薬品12,08312,53211,21311,0749,6009,4349,303
 制汗消臭剤53,06849,84842,64848,86846,53643,61336,744
工業用品小計37,31937,42938,61136,37938,10836,79637,054
 防錆潤滑剤19,49121,63922,13223,46621,81019,51820,662
自動車用品小計17,84218,52918,94219,07220,39919,21518,757
 自動車用くもり止め7206525358146991,036889
 その他自動車用品17,12217,87718,40718,25819,70018,17917,868
その他(簡易消火具など)小計13,82713,62813,89011,81412,12112,70811,996
全エアゾール総計518,971546,213514,262509,743522,056524,536517,621




B2016年の業界ハイライト


●エアゾール産業新聞社の調査によると、混合使用を含め2015年の圧縮ガス系製品は、窒素ガス単体処方品約6,200万缶、炭酸ガス処方品780万缶、酸素・圧縮空気・ヘリウムほか輸入品の亜酸化窒素などが100万缶強、これに混合処方品を加えると全体で8,200万缶超に達する(前年は7,100万缶前後、ブロワーなど1液を除く)。新2液吐出機構を含めた2連式染毛クリームや炭酸ガス化粧品が伸び、長期的には環境対応熱の高まりから増勢基調にある。

●日本ガス機器検査協会は、2015年のカセットこんろ用ボンベの検査実績が1億5,150万2,818缶、前年比5.1%増と発表した。前年の韓国・太陽の工場火災により輸入する国産大手筋が2交代創業で備蓄(先行生産)に努めた結果で、上半期の不需要期に異例の6000万缶近い検査実績で折り返したことが大きいと指摘されている。

●日本エアゾール協会は1月16日、都内のホテルで新年賀詞交歓会を開いた。高柳雄一会長(東洋エアゾール工業相談役)は協会活動として、国内では@講演・講義などを通じた廃棄啓発活動Aフロン排出抑制法をもとづく関連商品の表示要領制定B防水スプレーの自主基準の改定運用などの課題解決に引き続き取り組むこと、海外ではAAF(アジア・エアゾール連盟)が加盟6カ国で設立され、年初に東京の第6回総会が開かれることなどを示し、業界関係者に協力を訴えた。

●有力ローダー、プレスコが3月7日不渡りをだし、同9日に東京地裁に民事再生法適用を申請した。弁護士を通じて再建を目指す。申し立て時点での負債総額は14億1228万円。

●西日本地域向けに合成アルコール(エタノール)製造を一手に担う三菱化学は3月28日、同社四日市工場の定期補修中に腐食などのトラブルがみつかり、半年以上にわたり供給できない旨を発表した。合成アルコールは、化粧品から家庭用品、工業用品などのエアゾール製品を含む各種化学製品・日用品の主要溶剤で、ユーザーとなるローダーや化粧品・日用品ブランドメーカー各社は代替溶剤への対応で混乱を極めることとなった。

●エア・ウォーター・ゾル(尾上英俊社長)は7月1日付で、子会社セイショーを吸収合併した。セイショーは園芸用品に強い非エアゾールの充填企業(液充)で、合併により液充部門を強化する。

●カセットこんろボンベの最大手、岩谷産業はかねて滋賀県に建設していたカセットこんろボンベ専用の充填工場が完成、2月に完成検査を経て4月から試運転を始めていることが判明した。所在地は滋賀県近江八幡市。米国製の24ヘッド充填機を2台用いた1ラインで、年間2500万缶能力。投資総額は30億円を超える模様。運営会社はイワタニカートリッジガス。

●東洋製缶グループホールディングスとホッカンホールディングスは4月25日、経営統合することで基本合意したと発表した。ともに製缶業界では1位、2位の大手で、エアゾール業界でも2社合計のブリキエアゾール缶の製販シェアは85%弱に達する。

●全米消費者用特殊製品協会(CSPA)は5月10日からエアゾール部会中間総会を開き、2015年の同国エアゾール生産量を38億3,202万1,317缶(前年比0.9%増)と発表した。制汗消臭剤、ヘアスプレーなど人体用品が好調で過去最高の生産量を記録した。そのほか、カナダ2億199万缶(前年比4.5%増)、メキシコ5億6,750万缶(前年比7.1%増)を加えた北米の総生産量は、46億200万缶(前年比1.8%増)と、ここでも過去最高を記録した。

●アジア・エアゾール連盟(AAF)の第6回総会が6月30日、東京都内のホテルで開かれた。日本および豪州、タイ、中国、インドの加盟各国から協会役員が参加、そのほか韓国など加盟を目指す国からのオブザーバーも参加した。活動費の増額やインドネシア・マレーシア・韓国などの新規加入要件が議題になった。当日は、記念講演会としてエア・ウォーター・ゾル、三谷バルブ、ダイゾー、東洋エアゾール工業の各担当氏およびリンゼイAAF会長の計5氏による講演会、6時半からは懇親パーティーも開かれた。

●民事再生適用へ手続き中にある有力ローダー、プレスコは10月初旬をめどに、化粧品OEM業界最大手の日本コルマーに事業譲渡することを決めた。譲渡代金は8億5000万円。

●日本エアゾール協会は噴射剤であるプロパン、ブタンの食品添加物申請を決めた。来年3月をめどに、食品添加物公定書への収載を目指す。

●厚生労働省は6月15日付けで、高濃度の有効成分を含有する人体用害虫忌避剤の製造販売承認を行うと通知した。デング越やジカ熱など新興感染症の感染拡大を懸念し、先進各国にならって有効成分ディートを30%、イカリジンを15%まで認める。

●岩谷産業は9月、関西のローダー、エヌ・ケイ・ケイを買収した。NKKは1966年設立、ブロワーなど一液製品の充填企業で、エアゾール用シームレス缶の製造販売も行い、年商は27億円。買収理由は「(灰山芳克前社長の退任に伴う)後継者問題」で、買収金額は非公表。

●エアゾール用噴射剤のHFO−1234zeは高圧ガス保安法の一部改正に伴い、炭酸ガスや窒素ガスなどの不活性ガスに準じる「特定不活性ガス」に定められた。法定表示は「火気と高温に注意」ではなく、「高温に注意」のみで構わない。法改正の理由は、「着火源との接触を維持しない限り、火災が認められない」ためで、これにより普及拡大が期待される。



C2015年1〜12月の国内エアゾール生産統計

日本エアゾール協会発表・エアゾール製品生産数量調査表より要約
(本紙2016年4月25日号掲載)


    日本エアゾール協会(高柳雄一会長=東洋エアゾール工業社長)は4月21日(木)理事会を開き、かねて同会事務局が調査していた平成27(2015)年1〜12月期のエアゾール生産数量を発表した。   それによると、総生産数量は5億2,453万6000缶で、前年に比して0.5%の増加となった。 一昨年大幅減となった室内消臭剤が著増、定量噴霧品が好調だったハエ蚊用殺虫剤、不快害虫用の新製品が相次いだ「その他殺虫剤」が快走し、最大手筋のキャンペーン効果のあったシェービング剤、エアコン洗浄剤が増産したクリーナーが好調に推移した。 半面、剤型分散の深まる制汗消臭剤、一般頭髪用品、防錆潤滑剤が不振だった。一方で、今回の調査から、充填設備を持つローダー、充填企業を対象に、海外委託生産で輸入する製品の数量調査も開始、その結果、そう輸入量は7317万3000缶に達したことが明らかになった。 国内生産量を主要製品別にみると、殺虫剤9.0%増、塗料0.2%減、室内消臭剤24.5%増、クリーナー7.9%増、ヘアスプレー0.1%減、一般頭髪用品4.4%減、シェービングフォーム3.9%増、医薬品1.7%減、制汗消臭剤6.3%減、防錆潤滑剤10.5%増−−である。


2015年エアゾール主要製品生産数量調査表(単位:千缶)
>>
種類2010年2011年2012年2013年2014年2015年
殺虫剤小計68,02984,16672,49369,94872,34978,838
 空間用殺虫剤44,19357,77847,22343,65348,26252,923
 その他殺虫剤23,83626,38825,27026,29524,08725,915
塗料小計42,26539,60339,81240,98842,67842,578
家庭用品小計72,77279,13874,68885,93171,88273,690
 室内消臭剤35,80439,49437,46146,97727,17533,836
 クリーナー17,55718,54416,22916,22914,14815,262
 洗濯用品852718656682584161
人体用品小計266,917273,720255,826245,611264,519260,711
 ヘアスプレー61,81860,10859,36666,50568,97968,911
 一般頭髪用品93,008102,24095,26572,08090,17986,191
 シェービングクリーム15,83714,3729,6436,9627,4067,694
 医薬品12,08312,53211,21311,0749,6009,434
 制汗消臭剤53,06849,84842,64848,86846,53643,613
工業用品小計37,31937,42938,61136,37938,10836,796
 防錆潤滑剤19,49121,63922,13223,46621,81019,518
自動車用品小計17,84218,52918,94219,07220,39919,215
 自動車用くもり止め7206525358146991,036
 その他自動車用品17,12217,87718,40718,25819,70018,179
その他(簡易消火具など)小計13,82713,62813,89011,81412,12112,708
全エアゾール総計518,971546,213514,262509,743522,056524,536




D2015年下半期の業界ハイライト


●経済産業省化学課は7月27日、平成26年度のガス抜きキャップ(中身排出機構)装着率が98.8%であったと発表した。エアゾール製品処理対策協議会に所属する関連11団体を対象に調査したもの。ガス抜きキャップは100グラム以上のエアゾール製品に装着するもので、泡やクリーム、ゼリー状、不燃性ガス採用品は装着義務がない。自動車工業用品でも89.7%の装着率に達している。

●大手ローダー、ダイゾーは8月1日付人事で、エアゾール副事業部長に首田行雄氏(元タイ・ダイゾー・エアゾール社長)が就任すると同時に、組織を国内統括本部、海外統括本部に分け、国内統括本部長は首田氏、海外統括本部長に荒井正明氏が就任した。

●東洋エアゾール工業は、同社の三重工場内に、世界的な医薬品の製造基準で、殺虫剤と同じ棟内で生産できない規則等を有するPIC/S(医薬品査察協定/医薬品査察共同スキーム)に基づき、医薬品生産棟を新設した。

●大手ローダー、ダイゾーは11月9日、中国・江蘇省に建設を進めていたエアゾールおよび液体充填工場が完成し、同日竣工式を開いた。同工場は、同社が100%出資する「張家港大造気霧剤有限公司」が有する工場で、敷地面積は5万平方メートル、当面エアゾール1ライン、液充1ラインを導入している。ダイゾー上海工場が年産3500万缶に達し、フル生産状況にあることから新設したもの。

●アジア・エアゾール連盟(AAF)第5回通常総会が11月5日から、中国・浙江省寧波市で開かれた。主な議題は、AAFがFEA(欧州エアゾール連盟)に加入するかどうか。

●東洋製缶は11月9日、同社のリストラ政策に伴う横浜工場の生産停止により、同工場のエアゾールブリキ缶ラインを1基、滋賀工場に移設・集約すると発表した。横浜工場のリストラに伴い、希望退職者を募集、700名超が退職することとなった。年間60億円前後の固定費削減効果が見込まれている。

●エアゾール産業新聞社の調査によると、2015年の国内ポンプ生産・輸入(市場配荷)量は、前年比微増の6億500万本前後と推定される。大手本舗筋を軸に県庁なシャンプー・コンディショナー受注、デング熱特需の虫よけスプレー、インバウンド(爆買い)需要のワンドロップ用の伸びが寄与した。

E2015年上半期の業界ハイライト


●大手ローダー、エア・ウォーター・ゾルは1月1日付で、新社長に尾上英俊副社長が昇格、就任したことを発表した。

●大手ローダー、ダイゾーは1月13日付で、新社長に寄木範博氏が就任したことを発表した。南宜之前社長は同日付で代表取締役会長に就任した。

●エアゾール産業新聞社の調査によると、混合使用を含め2014年の圧縮ガス系製品は、窒素ガス単体処方品約4,600万缶、炭酸ガス処方品950万缶、酸素・圧縮空気・ヘリウムほか輸入品の亜酸化窒素などが100万缶強、これに混合処方品を加えると全体で6,200万缶超に達する(前年は6,000万缶超、ブロワーなど1液を除く)。新2液吐出機構を含めた2連式染毛クリーム、炭酸ガス化粧品の伸びが牽引、環境・自然派志向も要因に長期的には増勢基調にある。

●日本ガス機器検査協会は、2014年のカセットこんろ用ボンベの検査実績1億4,420万880缶、前年比2.8%減と発表した。

●日本エアゾール容器協議会は1月29日、会員各社の生産量報告に基づき集計した結果、平成25年1―12月期の容器が5億97万缶(前年比1.2%減)、バルブが4億9,869万個(前年比5.4%減)と発表した。この数字の中には、純エアゾール製品向けのほか、カセットこんろ用ボンベ、カークーラー用サービス缶、ダストブロワ―など一液製品(ガス物商品)向けも含まれている。

●アジア・エアゾール連盟(AAF)第4回総会が2月13日から、インド・ムンバイ市で開かれた。主な議題は@インド・エアゾール協議会の歴史・構成・活動内容の紹介A第3回総会議事録の確認BOIML(国際計量機関)の最新情報C加盟各国のGHSの現状、HFCの使用状況、家庭用品の規格、廃棄の現状などである。

●日本エアゾール協会(高柳雄一会長)は4月16日理事会を開き、平成26年(1―12月期)のエアゾール生産量を5億2,205万6,000缶(前年比2.4%増)と発表した。昨年は春先からUVカットスプレー・スキンケア商品の開発ラッシュが続き、制汗消臭剤・殺虫剤・ヘアスプレー・育毛トニック剤などの大型有力品投入が相次ぎ、活気ある市況展開をみせた。さらにハエ・カ用殺虫剤、工業用品の先行生産が相当量あり、押し上げ要因になったとみられる。

●エアゾール産業新聞社の調査によると、2014年の完成品輸入量は純エアゾール製品で微減の1億2,500万缶強、こんろ用ボンベなど一液製品を含めて2億缶弱の規模となったと観測される。輸入量が最も多い市場は室内消臭剤で3,300万缶。続くのは染毛剤で1,900万缶。ブレーキクリーナー1,600万缶、制汗消臭剤1,200万缶、シェービング剤1,000万缶強、塗料800万缶弱、喘息薬600万缶、防錆潤滑剤400万缶、ボディコロン400万缶、天然水・化粧水250万缶、タイヤ・レザー保護剤200万缶となっている。一液製品では、こんろ用ボンベ6,900万缶、ライター用ボンベ200万缶、自動車用空気入れ120万缶、ブロワー100万缶と観測される。

●英国エアゾール協会(BAMA)は4月24日、同国2014年生産量は前年比2.9%増の15億970万缶になったと発表した。また、独エアゾール協会(IGF)は5月22日、2014年の同国エアゾール生産量が前年比3.6%増の13億9,000万缶になったと発表している。

●全米消費者用特殊製品協会(CSPA)は5月4日からエアゾール部会中間総会を開き、2014年の同国エアゾール生産量を37億9,678万2,274缶(前年比0.8%増)と発表した。2010年から3年連続で上昇、米国業界の底力を強く印象づけた。また、米国生産量にカナダ1億9,329万缶(前年比1.2%増)、メキシコ5億3,000万缶(前年比7.3%増)を加えた北米の総生産量は、45億2,000万缶(前年比1.5%増)となり史上最高を記録した。

●日本エアゾール協会は5月26日、第63回定時総会を開き、平成26年度事業報告、収支決算報告などの諸議題を審議した。この結果、試験検査要領JIS化の調査委員会設置、エア製品の使用・廃棄方法に関する広報活動の強化、HFC採用ダストブロワーの代替促進、AAF第5回総会出席及びFEA国際連絡委員会への加盟などの諸課題に取り組む新年度事業計画案を満場一致で可決。役員改選で、会長に高柳雄一氏(東洋エアゾール会長)を再選、副会長に目加多聡氏(ダイゾー常務)を新任、小池清一郎氏(小池化学社長)を再選、専務理事に齋藤英明氏(元・東洋エアゾール工業常務)を選出した。

●大手ローダー、東洋エアゾール工業は、6月19日開催の定時株主総会ならびに取締役会において新役員陣を選任、すでに発表されていた小林数尚氏を新社長とする新体制を発足させた。

●有力ローダー、小池化学は6月25日開催の定時株主総会ならびに取締役会において、新社長に小池清一郎専務取締役が昇格、就任することを決定した。石丸博志前社長は取締役相談役に就任した。

●エアゾール産業新聞社の調査によるエアゾール・ローダー業界の2015年上半期受注状況は、春先から人体用虫よけスプレー、空間(ハエ・カ)用殺虫剤の相次ぐ増産で好スタートを切ったが、その後、ややトーンダウンし上半期は残念ながら前年同期を3―4%下回って推移したと観測される。昨年相次いだ大型新製品のリピートが弱く、育毛トニック剤が不調で、さらに国内生産量の観点からいえば、大型量販品の日系タイ工場への生産委託・逆輸入が続き、その穴を埋め切れていない。しかし、UVカットスプレー、炭酸ガス配合スキンケア商品の開発ラッシュが続き、香り訴求の開発が拡大するなど、下半期挽回への意欲は例年にも増して高いとみられている。



F2014年1〜12月の国内エアゾール生産統計

日本エアゾール協会発表・エアゾール製品生産数量調査表より要約
(本紙2014年4月25日号掲載)


    日本エアゾール協会(高柳雄一会長=東洋エアゾール工業社長)は4月16日(水)理事会を開き、かねて同会事務局が調査していた平成26(2014)年1〜12月期のエアゾール生産数量を発表した。  それによると、総生産数量は5億2,205万6000缶で、前年に比して2.4%の増加となった。 昨年UVカットスプレー、炭酸ガス配合スキンケア剤の開発ラッシュが続き、制汗消臭剤・殺虫剤・ヘアスプレー・育毛トニック剤などの大型有力品投入が相次ぎ、活気のある展開を見せた。さらに、ハエ蚊用殺虫剤、工業用品の先行生産が相当量あり、押上げ要因になったとみられる。一方で、日系タイ工場への海外委託生産の動きは続き、本紙推定による昨年の純エアゾール製品の完成品輸入は1億2,500万缶前後に達したと観測され、輸入品を含む市場の配荷量は6億缶を優に超えている。 国内生産量を主要製品別にみると、殺虫剤3.4%増、塗料4.1%増、室内消臭剤42.2%減、クリーナー12.0%減、ヘアスプレー3.7%増、一般頭髪用品25.1%増、シェービングフォーム6.4%増、医薬品13.3%減、制汗消臭剤4.8%減、防錆潤滑剤9.5%増−−である。


2014年エアゾール主要製品生産数量調査表(単位:千缶)
種類2010年2011年2012年2013年2014年
殺虫剤小計68,02984,16672,49369,94872,349
 空間用殺虫剤44,19357,77847,22343,65348,262
 その他殺虫剤23,83626,38825,27026,29524,087
塗料小計42,26539,60339,81240,98842,678
家庭用品小計72,77279,13874,68885,93171,882
 室内消臭剤35,80439,49437,46146,97727,175
 クリーナー17,55718,54416,22916,22914,148
 洗濯用品852718656682584
人体用品小計266,917273,720255,826245,611264,519
 ヘアスプレー61,81860,10859,36666,50568,979
 一般頭髪用品93,008102,24095,26572,08090,179
 シェービングクリーム15,83714,3729,6436,9627,406
 医薬品12,08312,53211,21311,0749,600
 制汗消臭剤53,06849,84842,64848,86846,536
工業用品小計37,31937,42938,61136,37938,108
 防錆潤滑剤19,49121,63922,13223,46619,913
自動車用品小計17,84218,52918,94219,07220,399
 自動車用くもり止め720652535814699
 その他自動車用品17,12217,87718,40718,25819,700
その他(簡易消火具など)小計13,82713,62813,89011,81412,121
全エアゾール総計518,971546,213514,262509,743522,056


G2014年下半期の業界ハイライト
●ダイゾー(本社・大阪市、南宣之社長)が開発を進めていた新2液吐出システム「DVD」(デュアル・バルブ・ディスペンサー)を初めて採用した染毛剤、ホーユー「メンズビゲン グレーヘア」が9月1日に発売された。同システムは、ひとつの容器にパウチ(内袋)をふたつ入れた、いわゆるコ・ディスペンシングシステム。特長は外容器に透明PET容器、パウチは透明樹脂製フィルムを採用したことで、残量が見えることである。外容器の印刷はシュリンク印刷で、容器側面にある同シュリンクの一部が開いており、内部が見えるようになっている。

●経済産業省保安室は9月17日、高圧ガス保安法を一部改正し、新フッ素系噴射剤HFO1234zeがエアゾール人体用品に使用できるようになったと発表した。同改正は9月17日付で官報告示され、即日施行された。同噴射剤は米ハネウェル社が開発したもので、燃焼性が極めて低いことから処方開発の幅が広がると業界関係者は歓迎している。

●今季の夏物商品は天候不順の影響から伸び悩んだ中、定量噴霧のハエ・カ用殺虫剤が店頭実販(金額)150%で快進撃を見せた。「来季の目玉商品」と位置付ける大手販社筋があり、新規充填量増大への期待が高い。また、デング熱の感染拡大で虫よけスプレーが“バカ売れ”したのも同季の特徴であり、来季の新規充填量増大が確実視されている。

●東洋製罐(本社・東京都品川区、中山伊知郎社長)は11月4日、東洋エアゾール工業の次期社長に小林数尚・東洋製罐専務執行役員営業本部副本部長が就任すると発表した。2015年6月に開く株主総会並びに取締役会で、新社長に就任予定である。


H2014年上半期の業界ハイライト


●エアゾール産業新聞社の調査によると、混合使用を含め2013年の圧縮ガス系製品は、窒素ガス単体処方品約4,500万缶、炭酸ガス処方品800万缶、酸素・圧縮空気・ヘリウムほか輸入品の亜酸化窒素などが100万缶弱、これに混合処方品を加えると全体で6,000万缶超に達する(前年は6,100万缶前後、ブロワーなど1液を除く)。2連式染毛クリームは減速も、室内芳香消臭剤の伸び、炭酸ガス化粧品の開発ラッシュでほぼ横這い推移だが、長期的には増勢基調にある。

●日本ガス機器検査協会は、2013年のカセットこんろ用ボンベの検査実績が1億4,834万9,840缶、前年比2.6%増と発表した。一昨年の検査実績が東日本大震災の特需反動で2ケタ減だっただけに、昨年の検査実績が注目されていたが、「特需と反動を経て、例年のペースに戻った」というのが関係各筋の一致した見方である。

●日本エアゾール協会は1月20日、都内のホテルで新年賀詞交歓会を開いた。高柳雄一会長(東洋エアゾール工業社長)は協会活動として、国内では@広報・啓発A地球温暖化防止対策B廃棄処理CVOC問題などの課題解決に引き続き取り組むこと、海外ではAAF(アジア・エアゾール連盟)が加盟6カ国で設立され、一昨年東京の第1回総会、昨年タイの第2回総会に続き、今年4月にオーストラリアで第3回総会が開催されることを報告し、業界関係者に協力を訴えた。

●日本エアゾール容器協議会は1月29日、会員各社の生産量報告に基づき集計した結果、平成25年1―12月期の容器が5億97万缶(前年比1.2%減)、バルブが4億9,869万個(前年比5.4%減)と発表した。この数字の中には、純エアゾール製品向けのほか、カセットこんろ用ボンベ、カークーラー用サービス缶、ダストブロワ―など一液製品(ガス物商品)向けも含まれている。

●東洋エアゾール工業は、ドイツの化粧品メーカー、ケア・コネクション社と共同出資で、4月に合弁会社「トーヨー&ドイツ・エアゾール社」を設立すると発表した。出資比率は東洋エア51%、独ケア社49%。設立の目的は、東洋エアが開発した新2液吐出機構「デュアル」の生産拠点構築で、独ケア社の子会社ドイツ・エアゾール社に生産一貫ラインを導入、今年10月から「デュアル」の生産を開始する。

●ダイゾーは、中国・江蘇省にエアゾール・液体充填の新工場を建設すると発表した。3月4日に100%出資の新会社「張家港大造气霧剤有限公司」を設立、新工場は7月1日に着工、竣工は来年3月末頃で、2016年1月から操業開始を予定している。新工場の建設でダイゾーの生産拠点は、日本の東京・京都両工場、中国2工場、タイ工場の3カ国5拠点になる。

●アジア・エアゾール連盟(AAF)第3回総会が4月4日から、オーストラリア・シドニーで開かれた。ホスト国のオーストラリア・エア協の歴史・構成・活動内容の紹介のあと@昨年タイで開かれた第2回総会議事録の確認A継続審議となっている登記国の検討BOIML(国際計量機関)の最新情報C加盟各国のGHSの現状D次回開催国の決定E会長・副会長国の改選Fその他(新規加入国の促進など)―の諸議題を審議した。この結果、登記国は香港に決定、会長・副会長国の改選は、会長国にオーストラリア、副会長国に日本が再任された。

●日本エアゾール協会(高柳雄一会長)は4月16日理事会を開き、平成25年(1―12月期)のエアゾール生産量を5億974万3,000缶(前年比0.9%減)と発表した。昨年はUVカットスプレー、炭酸ガス配合スキンケア剤の開発ラッシュが続き、新2液吐出機構「デュアル」採用の大型染毛剤、ヘアスプレーの大型新製品が登場するなど活気ある市況展開を見せたが、2連式染毛剤、シェービングフォームなどの大型量販品が日系タイ工場への生産移管・逆輸入に歯止めがかからず、国内生産量の観点からいえば、マイナス要因を埋めきれなかった。

●英国エアゾール協会(BAMA)は5月2日、同国2013年生産量は前年比0.1%増の14億6,650万缶になったと発表した。また、独エアゾール協会(IGF)は6月3日、2013年の同国エアゾール生産量が前年比横這いの13億4,200万缶になったと発表している。

●全米消費者用特殊製品協会(CSPA)は5月6日からエアゾール部会中間総会を開き、2013年の同国エアゾール生産量を37億6,756万7,496缶(前年比1.3%減)と発表した。米国生産量はリーマンショック後の一時的後退から復調、2010年から3年連続で史上最高記録を更新した。昨年は微減とはいえ史上第3位の高実績で、米国業界の底力を強く印象づけた。また、米国生産量にカナダ1億9,100万缶(前年比11.0%増)、メキシコ4億9,380万缶(前年比26.7%増)を加えた北米の総生産量は、44億5,300万缶(前年比1.8%増)となり史上最高を記録した。

●エアゾール産業新聞社の調査によると、2013年の完成品輸入量はこんろ用ボンベなど一液製品を含めて2.1億缶規模に達し、そのうち純エアゾール製品は前年より1,500万缶増えて1億2,800万缶にのぼると観測される。伸びの要因は室内消臭剤、シェーブ剤、染毛剤など大型量販品の日系ローダー・タイ工場への委託生産の本格化。室内消臭剤は大手銘柄の大ロット品の生産シフトで一気に3,500万缶規模に達し、男性用2連式クリームほか一部女性用の生産も開始した染毛剤も年間1,500万缶に倍増、同様にシェーブ剤も大手銘柄のシフトで3割増しの1,000万缶となり、この3分野だけで前年と比べ1,500万缶ほど増えている。ただ、その他品目における輸入量はほぼ横這いに留まり、原則しているカテゴリーも見られる。ブレーキクリーナーは1,600万缶強、塗料も1,000万缶強で横這い。喘息薬500万缶、防錆潤滑剤400万缶、ボディコロン400万缶、天然水・化粧水300万缶、タイや・レザー保護剤200万缶とほぼ前年並み推移。反面、制汗消臭剤は1,700万缶から1,400万缶に減少している。

●エアゾール産業新聞社の調査によるエアゾール・ローダー業界の2014年上半期受注状況は、前年同期を3―4%上回って推移したと観測される。UVカットスプレー、スキンケア商品の開発ラッシュが続き、定量噴霧濃縮処方小型商品の新規充填量が急拡大、室内消臭剤、人体用害虫忌避剤が快走している。ヘアスプレー、育毛トニック剤、男性用制汗消臭剤、殺虫剤など春の新製品が粒揃いだったことも上半期好調の要因と見られる。


I2013年1〜12月の国内エアゾール生産統計

日本エアゾール協会発表・エアゾール製品生産数量調査表より要約
(本紙2013年4月25日号掲載)


    日本エアゾール協会(高柳雄一会長=東洋エアゾール工業社長)は4月16日(水)理事会を開き、かねて同会事務局が調査していた平成25(2013)年1〜12月期のエアゾール生産数量を発表した。  それによると、総生産数量は5億0,974万3000缶で、前年に比して0.9%の減少で、事前の予想を下回る結果となった。 昨年UVカットスプレー、炭酸ガス配合スキンケア剤の開発ラッシュ、新2液吐出機構「デュアル」を使用した泡状染毛剤、ヘアスプレーの大型新製品が登場するなど、活気のある市況展開を見せた。しかし、2連式染毛剤、シェービングフォームの大型量販品の日系タイ工場への生産移管・逆輸入に歯止めがかからず、国内生産量の観点からはマイナス要因を埋めきれなかった。 昨年の完成品輸入は1億2000万缶前後に著増したと観測され、輸入品を含む市場配荷量は6億缶を超えている。主要製品別にみると、殺虫剤3.5%減、塗料3.0%増、室内消臭剤25.4%増、クリーナー0.9%減、ヘアスプレー12.0%増、一般頭髪用品24.3%減、シェービングフォーム27.8%減、医薬品1.2%減、制汗消臭剤14.6%増、防錆潤滑剤15.1%減−−である。


2013年エアゾール主要製品生産数量調査表(単位:千缶)
種類2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年
殺虫剤小計91,20881,11468,00168,30769,80771,23574,87776,49266,58974,87968,02984,16672,49369,948
 空間用殺虫剤51,25444,67038,23040,45644,03343,35846,82446,42443,36748,34844,19357,77847,22343,653
 その他殺虫剤39,95436,44429,77127,85125,77427,87728,05330,06823,22225,53123,83626,38825,27026,295
塗料小計56,44955,68557,41954,75551,92754,61852,77151,24746,00941,06042,26539,60339,81240,988
家庭用品小計83,07564,47472,04370,82569,81873,30472,79768,21170,82870,29872,77279,13874,68885,931
 室内消臭剤35,15925,49832,18328,11228,49731,78032,62331,58735,74936,03035,80439,49437,46146,977
 クリーナー25,43116,47518,78916,72215,02618,83020,71918,79219,20416,16917,55718,54416,22916,229
 洗濯用品2,6812,3662,2231,6181,4601,5051,3271,2271,167957852718656682
人体用品小計289,983301,605286,027290,880289,287286,530272,997283,455264,318267,057266,917273,720255,826245,611
 ヘアスプレー61,44456,21952,95757,06063,40562,88264,96567,88364,83062,31061,81860,10859,36666,505
 一般頭髪用品101,90197,56198,04691,09280,84774,63271,91470,06665,68273,99093,008102,24095,26572,080
 シェービングクリーム17,09116,07215,40117,04619,15819,71617,91117,33817,64417,40415,83714,3729,6436,962
 医薬品22,95119,64618,56315,87611,06815,75714,15112,72214,07112,39012,08312,53211,21311,704
 制汗消臭剤56,05075,52965,85875,12476,68575,00864,48770,61962,45351,12153,06849,84842,64848,868
工業用品小計40,86138,46938,40342,36742,60443,57942,47943,84441,49432,99737,31937,42938,61136,379
 防錆潤滑剤19,38318,01918,66322,72723,66722,54723,44924,24523,14719,49121,63922,13223,46619,913
自動車用品小計38,94137,04937,49333,44932,01031,75529,03926,07120,49418,03417,84218,52918,94219,072
 自動車用くもり止め3,4892,8712,4022,3392,0541,9201,3051,2301,024739720652535814
 その他自動車用品35,45234,17835,09131,11029,95629,83527,73424,84119,47017,29517,12217,87718,40718,258
その他(簡易消火具など)小計12,79413,38514,84016,32418,41717,27221,05715,75116,07214,03413,82713,62813,89011,814
全エアゾール総計613,311591,781574,226576,907573,870578,293566,017565,081525,804518,359518,971546,213514,262509,743


J2013年の業界ハイライト


●混合使用を含め2012年の圧縮ガス系製品は、窒素ガス処方品約4,200万缶、炭酸ガス処方品1,000万缶、これに酸素・ヘリウム・圧縮空気・亜酸化窒素などを加えると、約6,100万缶超に達する(前年は5,900万缶前後)。室内芳香消臭剤や炭酸ガスのスキンケア剤の伸びが牽引、環境対応や自然派志向も要因に長期的には増勢基調にある。

●日本ガス機器検査協会は、2012年のカセットこんろ用ボンベの検査実績1億4,458万2018缶、前年比12.2%減と発表した。一昨年の検査実績が東日本大震災の特需で史上最高を記録したため、注目された昨年実績だが、前年に対して2009万2480缶の減少で、特需の反動を軽微にとどめたと言える。

●日本エアゾール協会は1月15日、都内のホテルで新年賀詞交歓会を開いた。高柳雄一会長(東洋エアゾール工業社長)は、アジア・エアゾール連盟(AAF)第1回総会の概要、医薬品用向け噴射剤(脱臭LPG、DME)が医薬品添加物企画に収載されたことを報告。また、引き続き広報啓蒙活動・地球温暖化防止対策・廃棄処理対応・VOC関連対応の4点をテーマに活動を継続することを述べ、業界関係者に協力を訴えた。

●日本エアゾール容器協議会は1月31日、会員各社の生産量報告に基づき集計した結果、平成24年1―12月期の容器が5億726万7,000缶(前年比7.5%減)、バルブが5億2,719万8,000個(前年比4.1%減)と発表した。この数字の中には、純エアゾール製品向けのほか、カセットこんろ用ボンベ、カークーラー用サービス缶、ダストブロワ―など一液製品(ガス物商品)向けも含まれている。

●日本エアゾール協会(高柳雄一会長)は4月24日理事会を開き、平成24年(1―12月期)のエアゾール生産量を5億1,426万2,000缶(前年比5.8%減)と発表した。昨年はUVカットスプレー、泡状洗顔料を中心としたスキンケア製品の開発ラッシュ、定量噴霧濃縮小型商品の相次ぐ投入市販など活気ある市況展開を見せた。しかし、前年の東日本大震災による暑さ・節電対策品の特需反動、大型量販品の海外委託生産・逆輸入への移行などマイナス要因を埋め切れなかった。

●英国エアゾール協会(BAMA)は4月30日、同国2012年生産量は前年比5%増の14億6,470万缶になったと発表した。また、独エアゾール協会(IGF)は6月14日、2012年の同国エアゾール生産量が前年比1.0%減の13億4,200万缶になったと発表している。

●全米消費者用特殊製品協会(CSPA)は5月6日からエアゾール部会中間総会を開き、2012年の同国エアゾール生産量を38億1,527万6,241缶(前年比0.9%増)と発表した。米国生産量はリーマンショック後の一時的後退から復調、2010年から3年連続で史上最高記録を更新している。昨年の特徴は、室内消臭剤の快走で家庭用品が最大の製品分野に返り咲いたこと。人体用品ではシェービングフォーム好調の反面、制汗消臭剤、ヘアスプレーが減速となった。

●アジア・エアゾール連盟(AAF)第2回総会が5月27日タイ・バンコク市で開催された。主な議題は@昨年東京で開催された第1回総会議事録の確認A継続審議となっている登記国の検討Bエアゾール製品の秤量法ならびにその表記方法の確認C次回開催国の決定Dその他(新規加入国の促進など)。また次回開催国はオーストラリアに決まった。

●エアゾール産業新聞社の調査によると、2012年の完成品輸入量はこんろ用ボンベなど一液製品を含めて2億缶に達し、そのうち純エアゾール製品は前年比3割増の1億1,500万缶にのぼることがわかった。大幅増の要因となったのは室内消臭剤、シェーブ剤、染毛剤の3分野。室内消臭剤は大手銘柄の大ロット品の生産シフトで一気に3,000万缶。同様にシェーブ剤も大手銘柄のシフトで倍増の1,000万缶。2連式クリーム染毛剤も800万缶に倍増した。その他エアゾール製品の品目別では、制汗消臭剤が1,700万缶で微増、ブレーキクリーナー1,600万缶、塗料1,000万缶も横ばい。喘息薬400万缶、防錆潤滑剤400万缶、天然水・化粧水300万缶とほぼ前年並みと観測される。一方、一液製品は前年の震災特需の反動でこんろ用ボンベが約2割減の8,000万缶、その他ライターボンベ230万缶、ブロワ―200万缶、自転車用空気入れ150万缶と観測される。

●エアゾール産業新聞社の調査によるエアゾール・ローダー業界の2013年上半期受注状況は、前年比4―5%下回って推移したと観測される。UVカットスプレーの新規充填量が急拡大し、快調な男性用制汗消臭剤、炭酸ガス配合スキンケア商品の開発ラッシュなど好材料は多いが、国内生産量の観点から言えば、室内消臭剤、2連式染毛剤、シェービングフォームなどの大型量販品が海外委託生産・逆輸入に移行したマイナス要因を埋めるのは容易ではなく、減速を余儀なくされている。

●欧州エアゾール連盟(FEA)は8月21日、2012年の欧州エアゾール生産量が54億2,886万6,000缶(前年比1.9%減)と発表した。欧州生産量は07年まで8年連続で史上最高記録を更新したが、08、09はリーマンショック後の世界同時不況の影響から減速推移に。しかし10年に初めて55億缶を突破、翌11年も微増ながら記録を更新、12年は微減となるも史上第3位の実績となっている。

●東洋エアゾール工業がかねて開発を進めていた新2液吐出システム「デュアル」を初めて採用した染毛剤、ダリヤ「サロンドプロ ザ・クリームヘアカラー」が9月11日に発売された。同システムは缶径50φのアルミDI缶を外容器とし、内容器としてバッグオンバルブ様にバルブに2つのアルミ製パウチを垂下した。内容量は各50グラムで噴射剤は窒素。バルブやハウジングが2つある“ツーステム”タイプである。

●ダイゾー(南宣之社長)は9月25日、欧州の大手ローダー、コレップ社(本社ポルトガル、ビトー・ネベスCEO)と生産・技術提携した。ダイゾーはオーストラリアの大手ローダーであるパックス社および、インドの大手ローダーであるアジアン・エアゾール社の3社で、環太平洋戦略「ワン・エイジア」ネットワークを展開しているが、今回のコレップ社との提携により世界に例のないローダーによるグローバルネットワークが構築されることとなった。

●欧州エアゾール連盟(FEA)主催の第28回国際エアゾール会議および第17回国際エアゾール展示会が9月24―26日の3日間、スペイン・マドリード市で盛大に開催された。同展示会には、世界の有力ローダー・資材・機械メーカーなど約100社が出展。日本からは東洋エアゾール工業、ダイゾー、三谷バルブ、住友化学の4社が出展した。

●エアゾール産業新聞社の調査によると、2013年のポンプは前年比4―5%増の5億8,500万本と推定される。話題のノンシリコンシャンプー向け需要が伸びに貢献。美麗さが武器のミニトリガーはなおも着実増の傾向を示している。




K2012年1〜12月の国内エアゾール生産統計

日本エアゾール協会発表・エアゾール製品生産数量調査表より要約
(本紙2013年4月25日号掲載)


    日本エアゾール協会(高柳雄一会長=東洋エアゾール工業社長)は4月24日(水)理事会を開き、かねて同会事務局が調査していた平成24(2012)年1〜12月期のエアゾール生産数量を発表した。  それによると、総生産数量は5億1,426万2000缶で、前年に比して5.8%の減少で、事前の予想通りの結果となった。昨年UVカットスプレー、泡状洗顔剤を中心としたスキンケア商品の開発ラッシュ、定量噴霧濃縮小型品の相次ぐ投入市販など活気ある展開をみせたが、前年の東日本大震災による節電特需の反動、大型量販品の海外委託生産・逆輸入への移行などマイナス要因を埋めきれなかった。 とりわけ、室内消臭剤や2連式染毛剤、シェービングフォームの大型量販品が日系タイ工場に生産移管した影響は大きく、昨年の完成品輸入は1億1000万缶前後に著増したと観測され、輸入品を含む市場配荷量は6億缶を超えている。主要製品別にみると、殺虫剤13.9%減、塗料0.5%増、室内消臭剤5.1%減、クリーナー12.5%減、ヘアスプレー1.2%減、一般頭髪用品6.8%減、シェービングフォーム32.9%減、医薬品10.5%減、制汗消臭剤14.4%減、防錆潤滑剤6.0%増−−である。


2012年エアゾール主要製品生産数量調査表(単位:千缶)
種類2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年
殺虫剤小計91,20881,11468,00168,30769,80771,23574,87776,49266,58974,87968,02984,16672,493
 空間用殺虫剤51,25444,67038,23040,45644,03343,35846,82446,42443,36748,34844,19357,77847,223
 その他殺虫剤39,95436,44429,77127,85125,77427,87728,05330,06823,22225,53123,83626,38825,270
塗料小計56,44955,68557,41954,75551,92754,61852,77151,24746,00941,06042,26539,60339,812
家庭用品小計83,07564,47472,04370,82569,81873,30472,79768,21170,82870,29872,77279,13874,688
 室内消臭剤35,15925,49832,18328,11228,49731,78032,62331,58735,74936,03035,80439,49437,461
 クリーナー25,43116,47518,78916,72215,02618,83020,71918,79219,20416,16917,55718,54416,229
 洗濯用品2,6812,3662,2231,6181,4601,5051,3271,2271,167957852718656
人体用品小計289,983301,605286,027290,880289,287286,530272,997283,455264,318267,057266,917273,720255,826
 ヘアスプレー61,44456,21952,95757,06063,40562,88264,96567,88364,83062,31061,81860,10859,366
 一般頭髪用品101,90197,56198,04691,09280,84774,63271,91470,06665,68273,99093,008102,24095,265
 シェービングクリーム17,09116,07215,40117,04619,15819,71617,91117,33817,64417,40415,83714,3729,643
 医薬品22,95119,64618,56315,87611,06815,75714,15112,72214,07112,39012,08312,53211,213
 制汗消臭剤56,05075,52965,85875,12476,68575,00864,48770,61962,45351,12153,06849,84842,648
工業用品小計40,86138,46938,40342,36742,60443,57942,47943,84441,49432,99737,31937,42938,611
 防錆潤滑剤19,38318,01918,66322,72723,66722,54723,44924,24523,14719,49121,63922,13223,466
自動車用品小計38,94137,04937,49333,44932,01031,75529,03926,07120,49418,03417,84218,52918,942
 自動車用くもり止め3,4892,8712,4022,3392,0541,9201,3051,2301,024739720652535
 その他自動車用品35,45234,17835,09131,11029,95629,83527,73424,84119,47017,29517,12217,87718,407
その他(簡易消火具など)小計12,79413,38514,84016,32418,41717,27221,05715,75116,07214,03413,82713,62813,890
全エアゾール総計613,311591,781574,226576,907573,870578,293566,017565,081525,804518,359518,971546,213514,262


L2012年下半期の業界ハイライト


●エアゾール産業新聞社の調査によると、6月中旬から7月上旬の天候不順で心配された夏物商品の今夏商戦だが、7月中旬からの猛暑到来で店頭実販が急回復。小売店頭の商品の捌けを調査しているSRIデータでは、6月中旬から7月上旬の殺虫剤の店頭実販は前年同期比70−80%と急ブレーキがかかったが、7月第3週から急速に回復、7月末までに前年同期比95%で推移。近年の新需要創出型商品であるワンプッシュ型定量噴霧ハエ・カ用殺虫剤は前年比125%と好調、ハチ用が150%と異例の伸びを見せた。日焼け対策のUVカットスプレーの受注も好調だった。

●2012年エアゾール業界における収穫とされるのがスキンケア商品。UVカットスプレー、洗顔フォーム、泡状パック剤、化粧水、泡状ファンデーション(化粧下地剤)などで、量販店のプライベートブランド(PB)を含む新製品は50銘柄を優に超え、国内新規充填量にして1,300万缶前後、輸入品を含めた市場規模は1,600−1,700万缶に急拡大したと観測される。特に、UVカットスプレーは、背中など手の届きにくい場所にも簡単・均一に塗布できる利便性から市場の支持が高い。また、炭酸ガス配合の泡状マッサージ洗顔料も、炭酸ガスによる血行促進効果で2011年来開発ラッシュが続いている。

●本紙調査によれば、業界新機構技術としての定量噴霧の濃縮小型品の開発潮流は続き、2012年も殺虫剤ではコバエ用への用途拡大、PET容器採用品などが登場。既存の室内消臭剤を含め、新規充填量は1,600万缶前後に拡大したと観測される。

● 欧州エアゾール連盟(FEA)は9月13日、2011年の欧州エアゾール生産量が55億3,493万1,000缶(前年比0.3%増)と発表した。加盟19カ国の報告集計のうち、13ヵ国が前年比で上昇。欧州生産量は07年まで8年連続で市場最高記録を更新したが、08、09年はリーマンショック後の世界同時不況の影響から漸減。しかし、持ち直した2010年は55億缶を突破、昨年も微増ながら記録を更新、再び成長に向けた歩調を強めている。

●東洋エアゾール工業(高柳雄一社長)は10月2日−5日の4日間、東京ビッグサイトで開催された東京国際包装展(東京パック)に同社の展示小間を出展、かねて開発してきた新2液吐出システム「デュアル」について2013年8月からの生産開始を発表した。同システムは、ひとつの缶にパウチ(内袋)をふたつ入れたコ・ディスペンシングシステムで、ワンプッシュで同時にふたつの中身を吐出できるのが特徴。同社によると、同社三重工場に充填1ラインを導入、来年5月の試運転を経て8月より生産を開始する予定という。

●エアゾールバルブメーカーの最大手、三谷バルブ(水口隆夫社長)の創業者である水口隆一取締役会長が10月27日、急性心不全のため急逝した。享年92歳。同氏は大正9年富山県生まれ。昭和31年に三谷バルブを開設。翌32年に代表取締役社長に就任し、平成9年に長男の水口隆夫氏に社長を譲るまでの40年間、同社社長を務め社業発展に尽力。今日の業界の礎を築いた先駆者の一人として、業界発展にも多大に貢献した。

● エアゾール産業新聞社の調査によると、2012年のポンプ製販量は前年比3−4%減の5億7,300万本前後と推定される。依然としてミニトリガーが着実増にある一方、強まる詰替パウチ志向や輸入品の台頭で1−3ccディスペンサーが低調。フィンガーポンプは震災特需の反動が影響、伸びが続いていた泡ポンプも減速と軒並み減少推移となっている。

●有力ローダーの日本瓦斯(和田眞治社長)の後藤正雄・元代表取締役会長が12月4日、心不全のため逝去された。享年77歳。同氏は昭和10年兵庫県生まれ。関東学院大学卒業後、日本瓦斯入社。昭和49年取締役、平成11年副社長を経て同12年社長就任。同21年に代表取締役会長に就任し、今年6月に相談役に就任するまでの13年間、同社の代表取締役として社業発展に多大に貢献した。また同氏は、同社エアゾール事業を担当する開発営業部の育ての親として業界でも活躍、同社を有力ローダーに育てた。


M2011年1〜12月の国内エアゾール生産統計

日本エアゾール協会発表・エアゾール製品生産数量調査表より要約
(本紙2012年4月25日号掲載)


 日本エアゾール協会(村上修会長=東洋エアゾール工業社長)は4月21日(木)理事会を開き、かねて同会事務局が調査していた平成22(2010)年1〜12月期のエアゾール生産数量を発表した。  それによると、総生産数量は5億1,897万1千缶で、前年に比して0.1%の増加で、事前の予想通りの結果となった。昨年は春先から2連式染毛剤のブレークが続き、猛暑で制汗消臭剤の店頭実販好調で追加生産があり、工業用品がリーマンショック後の一時的減少から回復歩調をつよめ、全体市場をした下支えした。主要製品別にみると、殺虫剤9.1%減、塗料2.9%増、室内消臭剤0.6%減、クリーナー8.6%増、ヘアスプレー0.8%減、一般頭髪用品25.7%増、シェービングフォーム9.0%減、医薬品2.5%減、制汗消臭剤3.8%増、防錆潤滑剤11.0%増−−である。


2011年エアゾール主要製品生産数量調査表(単位:千缶)
種類2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年
殺虫剤小計91,20881,11468,00168,30769,80771,23574,87776,49266,58974,87968,02984,166
 空間用殺虫剤51,25444,67038,23040,45644,03343,35846,82446,42443,36748,34844,19357,778
 その他殺虫剤39,95436,44429,77127,85125,77427,87728,05330,06823,22225,53123,83626,388
塗料小計56,44955,68557,41954,75551,92754,61852,77151,24746,00941,06042,26539,603
家庭用品小計83,07564,47472,04370,82569,81873,30472,79768,21170,82870,29872,77279,138
 室内消臭剤35,15925,49832,18328,11228,49731,78032,62331,58735,74936,03035,80439,494
 クリーナー25,43116,47518,78916,72215,02618,83020,71918,79219,20416,16917,55718,544
 洗濯用品2,6812,3662,2231,6181,4601,5051,3271,2271,167957852718
人体用品小計289,983301,605286,027290,880289,287286,530272,997283,455264,318267,057266,917273,720
 ヘアスプレー61,44456,21952,95757,06063,40562,88264,96567,88364,83062,31061,81860,108
 一般頭髪用品101,90197,56198,04691,09280,84774,63271,91470,06665,68273,99093,008102,240
 シェービングクリーム17,09116,07215,40117,04619,15819,71617,91117,33817,64417,40415,83714,372
 医薬品22,95119,64618,56315,87611,06815,75714,15112,72214,07112,39012,08312,532
 制汗消臭剤56,05075,52965,85875,12476,68575,00864,48770,61962,45351,12153,06849,848
工業用品小計40,86138,46938,40342,36742,60443,57942,47943,84441,49432,99737,31937,429
 防錆潤滑剤19,38318,01918,66322,72723,66722,54723,44924,24523,14719,49121,63922,132
自動車用品小計38,94137,04937,49333,44932,01031,75529,03926,07120,49418,03417,84218,529
 自動車用くもり止め3,4892,8712,4022,3392,0541,9201,3051,2301,024739720652
 その他自動車用品35,45234,17835,09131,11029,95629,83527,73424,84119,47017,29517,12217,877
その他(簡易消火具など)小計12,79413,38514,84016,32418,41717,27221,05715,75116,07214,03413,82713,628
全エアゾール総計613,311591,781574,226576,907573,870578,293566,017565,081525,804518,359518,971546,213
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